
「戦争と私をつなぐ物語を探す」プロジェクトの資料のひとつとして、紙芝居が展示されています。プロジェクトメンバーの一人、松田さんの母上が、子どもの頃宇都宮で空襲にあった時の様子をお孫さんに伝えるために、ご自身で作られたという貴重なもの。素朴ながら大胆な構図の絵が、臨場感あふれるお話と共に展開してゆく紙芝居になっています。
過日、その作者である母上がご来館してくださり、館内見学の後、ご本人がその紙芝居を読み聞かせしてくださることに!ちょうど居合わせた実習生さん達が聞き手となり、和やかな雰囲気の中で、紙芝居という媒体を通して戦争の体験談が若い世代に直接語られる、今となっては貴重な機会の一つとなりました。
聞き手のお一人だった実習生さんが感想を寄せてくださいましたので、ご紹介します。
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戦争経験者の方から、実際の体験を綴った紙芝居を聞かせていただ
私の中で様々考えることがあり、お話の最中に涙が溢れました。
私の祖父母がこの方と同年代であることも関係し、より戦争の経験
私の祖父母は健在です。しかし、これまで戦争の体験に関して聞い
それは、私が祖父母に戦争の体験を聞く勇気も無ければ、話を受け
とはいえ、祖父母も高齢になっており、直接本人に戦争の経験を聞
何か行動したい、そう思わせていただいた出会いでした。
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(り)


